ぷちこの暮らし研究

料理好きの主婦が、無理なく背伸びせずに自分にてとっての心地のいい暮らしを見つけるためのブログです。

心の病との付き合い方を学ぶことは、回復への道を歩むこと。

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こんばんは!ぷちこです(*'ω'*)♪


今日は家事や暮らしのことではなく、私の病気の経験のお話です。

いつもこのブログを読んでくださる方を含め、いつかこの記事に辿り着いた方へ向けて書こうと思います。

上手く伝える自信はありませんが、読んでくださると嬉しいです。

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心の病を知る

年々患者数が増す心の病

先日ジャニーズのアイドルがパニック障害の療養の為、一時休養を発表しました。

news.livedoor.com

正直すごく勇気が必要だったと思います。

とても人気のあるグループですし、何より心の病への世間の理解はまだまだ浅いと思います。

その状況でのこの決断が本人によるものなのか事務所によるものなのかはわかりませんが、尊重したい思いです。


パニック障害うつ病統合失調症などの現代病ともいわれる心の病の患者数は年々増加していて、医療機関を受診している患者数だけで約400万人います。


ブログでは初めて書くことですが、私もうつ病と付き合っているひとりです。


うつ病患者は世界の人口の8%と言われていて、ざっと計算しても5億人以上の患者がいることになります。


この数字は病院で診断を受けた患者数なので、診断されていない人を含めるとさらに増加します。


心の病はまわりの理解を得にくい病気です。


私も今まで病気を明かした時の反応は、良いものばかりではありませんでした。


仕事上明かさなければならなかった時、人間以下とも言える扱いを受けたこともあります(笑)
(今でも少しトラウマですw)


なので、今回この記事を書くのは正直勇気がいりますし、チキンな私はビクビクしながら書いていますw
(このブログの読者の方にはそんな方はいないと思っていますが、ブログは誰の目に触れるか分からないですからね)


心の病を抱える人の誰かひとりでも、プラスな影響を与えられたらと思いこの記事を書いています。


うつ病は治そう!よりも付き合おう!の気持ちが大切

私のうつ病遍歴

私がうつ病を発症したのは17歳の時で、すでに12年の付き合いです。
(原因についてはまだお話する勇気が出ないので、割愛させてください。)


ありがたいことに、現在は投薬治療も必要ないと医師に判断していただき、元の生活に戻ることが出来ています。
(※断薬の自己判断はやめましょう!)

私の場合は気持ちの浮き沈みと同じくらい動悸や倦怠感、腹痛などの体調面での不調が辛く、病気が一番ひどい時に倦怠感からトイレに行くのも時間をかけて這っていく程でした。


本当に地獄、という言葉しか浮かばないくらい苦しかったです。


私は読書が好きですが、うつ病になってからは脳が文字を文字として認識せず、本を読むことが出来ませんでした。


この時の私にとって唯一と言える息抜きだったので、息をつくことを許されない気がして絶望感が凄かったです。



回復したきっかけ

ざっと私の病気について書きましたが、なぜここまで回復できたのか、というところが今回の重要なところです。


私の場合は結婚がきっかけになりました。


夫はいい意味で病気にとても無関心で、体調の悪い時に何も言わず淡々と自分のペースで生活をしてくれていました。
(心配をしないわけではないですよ!)


家事を含めて自分が『出来ないこと』に強い罪悪感を抱いていた私は、最初こそ何も言わず無関心な夫に焦りを感じていましたが、ある時『俺も自分の好きなペースで生活するから、ぷちこも自分の好きなペースでいいんじゃないの?』って言ってくれたんです。


実母が過干渉なタイプで、○○してみたら?とかうつ病には○○がいいらしいよ!と毎日言ってくれたんですが、それが私を焦らせる原因にもなっていたんです。
(家族だからこその心配なので悪気はないと思います)


その点『好きなようにすればいい』と無関心でいてくれる夫が、とてもありがたかったです。


結婚してからは専業主婦になって、自分との向き合い方に専念できたのは感謝してもしきれないです。


まずは家事などの自分が出来ないことがある現状を受け入れることから始めました。


それから自分のストレスや症状の原因は何か、について考えました。


心の病は心のエンスト


私は心の病は心のエンストだと思っています。


人が持つエンジンは、F1のレースを走ってもピンピンしているようなエンジンもあれば、数メートル走っただけでプスプス煙を出すオンボロのエンジンもあります。


私は生まれながらにしてオンボロエンジンを搭載していますヽ(^o^)丿


少しのことで落ち込んだり、傷ついて、エンジン(心)がプスプス言い始めます。


病気になったのは、そのプスプスに気が付かなかったからです。
(気付いていても無理をしてしまう人もいると思います)


ストレスが溜まったり、落ち込んだり傷ついてもあまりプスプス言わなずに走り続けられる人もいると思います。


私はどちらのエンジンが立派だとかは無いと思っています。


自己啓発本で傷つかない心を作る!みたいな本もありますが、傷つかない人間はもはや人間なのかな?という疑問が浮かびます。


傷つく心が問題なのではなく、傷ついたときに傷ついた自分とどんな付き合い方をするかが重要なのではないでしょうか。



何も考えずにゆっくり休むのが合っている人、旅行に行くのがあっている人、友人と話すのがあっている人。


ひとりで癒せる人、人の癒しが必要な人、両方が必要な人。


方法は本当に人それぞれなので、自分に合った付き合い方が必要です。


私の付き合い方は、干渉されずに何も考えずただただ休み、自分に自信をつけることで、両方が必要でした。


プスプス言い出したら、何も考えずにお風呂に入ったり、好きなことで自分で心を休ませます。


そうすると渋々エンジンも機嫌を直してくれるのです。


また、夫が小さな事でもめちゃくちゃ褒めてくれる人で、何でこんなにチャーハンがパラパラに作れるの?凄い!とか、些細なことでも褒めてくれたので、少しずつ自信をつけることが出来ました。


そして今もまだ向き合い方を模索中です。


以前このブログを始めた理由として『自分に自信をつけたいから』と書いたことがあります。


夫に頼ってばかりはいられないので、このブログを通して自分で自信をつける術を探しているのです。


大切なのは、自分がどんなエンジンを持っているか自覚し、付き合い方を学ぶことです。

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自分のエンジンとの付き合い方を学ぼう

私はオンボロエンジンを搭載しているので、すぐにプスプス悲鳴を上げて、メンテナンスも頻繁に必要になります。


ほんとに困っちゃうくらい頻繁にプスプス言うんです(笑)


レーシングカーが快調な走りを見せているのを尻目に、しょうがないな~と無心で休んだり、本を読んだり、のんびりお風呂に浸かってエンジンを休ませるんです。


ある程度休ませると仕方ない!動いてやるか!とエンジンのご機嫌が直ってまたそれなりに動いてくれます。


エンストしても、メンテナンス方法さえ分かれば、動いてくれるようになるんです。


一番怖いのは、完全に動かなくなることです。


完全に止まってしまわない限り、何度エンストを起こしてもいいんじゃないかな、と私は思っています。


まとめ:メンテナンス方法が見つかるまでの時間も人それぞれ

私は病気にかかって10年くらい、病気は病院の先生が治してくれると思っていました。

だから処方された薬を飲めば治ると信じていたし、飲まずに生活することが考えられませんでした。

ですが今になって病院の先生は治す手伝いをしてくれるのであって、大切なのは自分とどれだけ向き合えるかが重要なのだと思います。

今回エンジン(心)とメンテナンス(付き合い方)について書きましたが、自分に合ったメンテナンス方法を見つけるまでの時間も人それぞれです。

私は12年かかりました。
(この間に浪人したり中退したり、もう一度大学入ったり抗うつ剤で15㎏太ったり12㎏痩せたりその他諸々色々あったw)

もっと早く見つかる人もいれば、もっと長くかかる人もいます。本当に人それぞれです。

心の病に焦りは禁物です。

しっかりと休ませて、自分自信に私はどんなエンジン?って聞くところから始めてみませんか。

そして自分にはどんなメンテナンスが必要かを、色々と試しながら自分に合ったものを見つけてください。


▷▶最後に(注意事項的なお話)
私は断薬をした、と書きました。
ですが妊娠をしたいと思った時に飲んでいた薬が断薬必須でひとつのきっかけになっただけで、薬を飲みながら自分との付き合い方を見つけて過ごすことが最善な人もいると思います。
断薬した=完治ということではないですし、自分との付き合い方が見つかれば投薬治療は必要ない!という趣旨でもありません。
自己判断での断薬はやめましょうね!


いつもと違い構成も考えずにちょっと感情的に書いているので、めちゃくちゃなところが多いと思います。すいません。


以前、7年くらい前に見ず知らずの方が書かれたブログに、現在の私が救われたことがありました。
そのことを思い出して、書いてみようと思ったのがこの記事を書いたきっかけです。


この記事をを読んで、ひとりでも多くの方が回復へ向かうことを願っています。


ここまで読んで頂きありがとうございました。

ぷちこ

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